成年後見制度、使わなくてもなんとかなることもある
ここまで、成年後見制度の理不尽な問題を色々書いてきたけど、すぐに経済的に問題になるのが、医療費とか介護施設の支払い。
俺の家でも当初、大問題になったのが医療費の支払い。
倒れた母親のキャッシュカードがあったから、多分探せば暗証番号もわかるだろうけど、それを使って母親の口座から引き出すと、考えたくはないけど母親が亡くなった時に遺産相続の問題で面倒なことんなるって可能性があるんで、キャッシュカードは使わないってことに。
かといって俺が代払いしても、相続ってことんなると、これもまた面倒んなりそうなんで嫌だ。
だから最初の入院費の支払いの20日くらい前に、銀行の窓口に行って相談した。
俺が銀行に母親が現在、意識障害で自分で銀行に行けないから、俺が窓口で母親の口座から引き出せないかって、相談したらそれはできないって言われた。
そっから困ってしまって銀行と話し合ったら、母親が入院している病院の請求先が母親の名前になっている請求書を持ってくれば、母親の口座からの引き出しに応じるってことんなった。
以後、病院の入院費、現在入所している介護施設の支払いも、銀行の窓口に行って請求書を見せて母親の口座から引き出して、支払いにあてている。
だから親が突然倒れたり、認知症になったりしても、すぐに金ばっかり取られる後見制度など使わずに、銀行にいって理由を説明すれば、支払いに応じてくれる。
またそんな面倒なことはしたくないから、キャッシュカードから引き出すって人でも、相続人が自分一人って場合は除いて、兄弟がいるって人は後々揉め事の種になる可能性があるから、何々の支払いにあてましたって証明できるように、領収書は必ず保管しておいたほうが良いと思う。
そんなん関係なく、金が欲しいから引き出すんだって人は、それって横領とか着服の犯罪行為だから、絶対にやめてね。
