雪の日に白っぽい猫を見た

雪が降る、寒い日だった。

その日は休日で、自宅から歩いて40分くらいのコンビニに、いつもの散歩コースの終わりに寄った。

コンビニでタバコとコーヒーを買って、店の外に出てみると、白っぽい子猫がいた。

ニャアニャア、俺に向かって泣いている。

猫まで3mくらいなんだけど、俺が見てても全然逃げない。

可愛い猫だけど、そろそろ帰ろうとして、ちょっと猫から離れたら、猫のほうから俺の足元にまとわりついて、顔をスリスリしてくる。

そしてニャアニャアと泣いた。

俺には、こんなふうに聞こえた。

「お腹が空いて、死にそうだよう、助けて」

俺「よし、わかった。俺が助けてやる」

すぐにコンビニに戻って、キャットフード買って、猫のところへ。

猫は、大喜びでパクパク食べる。

今日は、良いことしたな、きっと猫の恩返しがあるはず。

あれから、月日が経ったけど、今んとこ猫の恩返しはない。


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