大晦日の海辺にカニ売がいた

という訳で、高田城を後にして暇つぶしに海でも見るかと、海岸へ。

高田は日本海側なんで、太平洋側みたいに良い天気なんて事はなく、ドンヨリと曇りまくっていた。

地平線を見ても、雲ばかりで何も見えず、地平線の向こうも雲だらけで景色も何もあったもんじゃない。

それでも、あったあった、カニ売がていうか、あったんじゃなくて、いた。

大晦日だし、夕飯どうしようかと思ってたんだけど、カニにしょっと。

軽トラの荷台にカニが売ってんだけど、大晦日の夕方5時過ぎなんで海辺には誰もいない、カニ売と俺だけ。

カニを見ている俺に、カニ売のじいちゃんが「にいちゃん、これ全部まとめて500円でどうだ」

「じゃあ、それ下さい」

大きいビニール袋に、足がもげてたりする、カニが大小10ぱいくらい入ってる。

これで、酒の肴は確保したんで、後はスーパー行って酒と寿司でも買えば、見事大晦日のディナーの出来上がりっと。

スーパー行って、買い物して予約してた、高田城から車で10分くらいのビジネスホテルに到着。

シャワーを浴びて、グラスに酒を入れて袋からカニを出して、食べようと思ったらハサミ忘れた。

これは、困った。

今から買いに行くのも、面倒くさいし、いや、俺には歯がある。

ハサミなど、無くたっていいや、カニなど粉砕してやる。

カニの足にかぶりついて、バキバキバキ。

舌に残る、カニの破片のカスは、ペッペッペッペッって吐き出す。

酒を飲みながら、カニを食いまくる。

袋の上から食べていき、ようやっと下のカニの方にいったんだけど、もう腹もパンパンに。

しかし、この袋のカニ、上の方には小さいカニで、下の方に行くに従って大きいカニになるんで、小さいカニばっかで腹がパンパンって大失敗。

結局、大きいカニは捨てた。

でも、この買い物は大成功。

良い子のみんなも、カニ食べる時はおっきいのから、食べましょうね。


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