高田城の思い出
昔、高田城に行ったことがある。
本当に寂しい、素朴っていうか貧乏臭い城。
まず、この城は華が無い。
大晦日に行ったんだけど、大晦日だったせいか、人っ子一人いない、誰もいない、俺しかいない。
ゆっくり見物出来て、良いだろうって?
これが、高田の人には悪いけど、見るとこもなんにも無い。
本丸の廻りに水堀が巡ってて、その上に土塁があって普通土塁の上に漆喰の塀が回してあって、櫓が有るんだけど、漆喰の塀無しで櫓が寂しげにポツンとあるだけ。

この城は明治維新にも、ほぼこの形であった城なので、近世の城なんだけど、石垣が無いんでなんか、間抜けな感じっつうか、貧乏臭い感じで華のハの字も無い。
戦国時代の山城なら、まだ分かるけど、近世の平城で土塁だけってのも全国的に珍しいと思う。
テレビで城番組やってるけど、高田城なんて見たことない。
見映がしないからなあ、この城。
まあ、取り上げられないのも、無理は無い。
それに戦国乱世の時、この城を巡る攻防戦がーなんてのも、これ又なんにも無いから、往時に思いを巡らすなんてのも無理。
この城であえて華っていうと、桜の名所だから4月に行けば見応えあるんだろうけど、物凄く混むし、今は新型コロナで駄目だろうし、まあそのくらいしか見るとこは無い。
という訳で、なんにも見るとこがないんで、5分くらいで駐車場に置いた車に向かい、高田って街は海がすぐ近くにあるんで、海でも見るかと海岸へ。
続く

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