いつまでも治療を終わらせない医者
これは俺が住んでいる所から、車で10分ほどの隣町にある医院に通っていた時の話です。
これは俺の業病?
っていうほどのもんでもないけど、脂漏性角化症っていうやつで簡単に言うと顔にできる老人性のイボです。
これが、20年くらい前から目立ってきて5年に1回くらいのペースで、あちこちの皮膚科を訪ねて取って貰っていました。
前回は新潟市にあるクリニックでレーザー治療っていう方法で取って貰いました。
治療自体は1時間くらいで終わって、きれいになったんですが、欠点が2つありました。
イボ治療の定番の液体窒素に浸した綿棒でイボを取るっていう方法と比べると、痛みが強いっていう事です。
どういう痛みかっていうと、引き絞った輪ゴムで顔を叩かれ続けるのが1時間以上続くと想像して下さい。
一発一発は軽くても、それが1時間以上続くとまるで拷問に遭ってるようなもん。
もう一つは保険がきかないので、高いっていうことです。
この時は20万かかりました。
それで今回は金がもったいないんで(ケチで済みません)、隣町の皮膚科で液体窒素を使った治療を受けることにしました。
その治療一回目、顔の気になる所に液体窒素の極低音に冷やされた綿棒が当てられるので、ジンジンして痛みますが、そこは我慢。
治療自体はほんの5分くらいで終わって、来週の同じ日に予約を入れて帰りました。
家に帰って鏡を見ると、右の眉毛の上のイボ(ここが一番大きくて目立つ)が暗い肌色だったのが、黒く変色して、余計に目立ちますが、これは綿棒を当てられたイボの組織が壊死してきてる証拠なんで取れるまでの辛抱です。
それから4、5日で黒く変色したイボが風呂で軽く顔をこすると、自然にポロポロ取れてきました。
次の予約した日に行き、又同じ治療をしてもらい顔がジンジンするのを我慢して治療を受け家に帰る、又予約して翌週治療を受け家に帰るっていうのを繰り返しました。
その治療も4回目くらいになってくると、目立つ所のイボも取れたのでもう治療も終わりだろうと思ったら、又翌週の予約を入れさせられました。
もう取れるとこも無いみたいなんですが、翌週行ってみると相変わらず綿棒を当てられてジンジンするのを我慢するんですが、もう4、5日してもなんにも取れません。
それから一ヶ月以上、週一回の予約で通いましたが顔がジンジンするだけで、取れるところは取れたらしく、なんにも変わりません。
いつんなっても終わらない、どうなってんだこの医者?
ここで俺に、ある考えが浮かびました。
本当は、流行らない医者でもわざと治療を終わりにしなければ、患者はずーっと通うことんなる、医院経営も上手くいってニコニコ(医者はね)。
そういやこの医者、今は流行ってるけど3年くらい前に行った時はガラガラだったもんな。
それで、こういうとんでもない作戦かい?
それに対する、俺のお答えはもう自分で終わりにするしか無い。
で通うのを勝手に終わりにしました、だっていつんなっても終わらないんだもん。
医者は良いだろうけど、こっちは一つも良い事ないんだよー。
こんなとんでもない医者は滅多にいないだろうけど、みんなも気をつけてねっていうお話でした。

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