歌舞伎

8月 26, 2020

歌舞伎、俺もいい年なんだけど、これが又昔から全くわからん。

一から十までわからない、何ひとつわからない。

日本語なんだけど、何を言ってるのかすらわからない。

絶望的にわからない。

見てると舞台中央で主役なんだか、脇役なんだか(それすら見ててもわからない)「うろーちょろーませー」(役者のセリフがこんな感じに聞こえる)とか大声で言っていて、その後ろで三味線とか鼓とか持ってる人達が「いよー」とか合唱ていうのか叫んでいて、三味線の音とか鼓の音とかするけど、肝心のセリフの意味もバックの合唱?も何言ってんのか全然わからないんで、どこが面白いのかすらわからん。

そのやってる劇のあらすじも分からないし、役者のセリフすら絶望的にわからないんだから、これで面白い訳が無い。

亡くなられた中村勘三郎さんの歌舞伎を見ていて、殺陣のシーンだったと思うけど動きが物凄く遅い。

テレビや映画の時代劇の殺陣を見慣れた俺からすると、考えられないくらい遅い。

リアリティはゼロ。

中村勘三郎さんの運動神経が鈍いとか、演技が下手って言ってるんじゃありません。

一言で言えば歌舞伎っていうのは、そういうもんだって事なんだろうな。

昔からの、そういう決まり事の演劇。

歌舞伎を愛好する人達にとっては、そういう決まり事がたまらない様式美になってるんだろう。

だから古典芸能って事なんだろうけど。

歌舞伎っていうのも、劇の筋だのセリフが分からなくても、我慢して見続けていればそのうち面白くなるかもしれないと思い、何十分が見ていても余りに分からなすぎて我慢も限界に。

初めから終わりまで何一つわからないものを、見続けるっていうのは苦痛になってくる。

結局、俺には歌舞伎を理解するのは無理って事で。

いいやこんな訳のわからない、くだらないもんフンてなもんだ。

歌舞伎ファンの人達からすれば、それはお前が無教養でバカだからだろうって、ことんなるかもしれないけど、俺には理解不能なんだからしょうがない。

もうちょっと、わかり易くしてくんないかなあ。

顔の熊取やめたら流石に歌舞伎じゃなくなってしまうんで、例えば服も洋服にしてセリフも現代風にするとか。

でもそんな事したら古典芸能じゃなくなるか。

圧倒的にセリフが分かりにくすぎて、俺には理解不能なんで聞いてるとイライラしてきて、見てらんなくなる。

せめてもの妥協点として、テレビに映す時は現代語に直した字幕スーパー流すことにして、劇場ではモニターに同じように字幕スーパー付けてくれれば、親しみやすくてわかり易くなる筈。

ていうことで、歌舞伎を好きになりたい俺でした。


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