日本人が判官贔屓って嘘だろ

8月 26, 2020

源義経は平家討伐に抜群の功績があったにも拘わらず、兄頼朝に疎まれて攻撃され最期は奥州平泉まで逃れたが、頼みの奥州藤原氏に攻められ殺された。

兄頼朝は弟の義経に嫌疑をかけ、挙句の果てに追い回して死に追い込んだっていうことで初の武家政権の創業者として、人気があっても良さそうなもんだけど人気がない。

対して、弟の義経は一ノ谷の戦い、屋島の戦い、壇ノ浦の戦いと鮮やかな勝利を飾り、宿敵の平家を滅ぼした、ここまでが前半。

後半は抜群の功績があったのに、まるっきり評価されず勝手に検非違使に任官しただの言いがかりを付けられて、追い回され平泉まで逃げ延びて、悲惨な最期を遂げた。

彼の前半と後半が違い過ぎて、ドラマチックに見えて余計に人気になったんだろうな。

以来、強い力の有る頼朝の方ではなくて、負けてる劣勢の義経に同情が集まり人気になった。

現代でいうと巨人に対する弱い阪神を応援するようなもんか。

これは阪神が勝とうが負けようが、自分の生活に何の影響もないからだと思う。

現実はどうかと言うと、吉本の芸人の松本人志だの千原せいじだのが、安倍政権を批判する者を批判するっていう判官贔屓と真逆の行動。

昔、坂本龍馬で騒いでいた武田鉄矢も権力者を批判してカッコつけてるのは如何なもんかなんて言ってるのを聞いて、ガッカリしたっていうか、もとからこういう人なんだろうとしか思えない。

こういう謂わば逆判官贔屓の行動の吉本芸人だの武田鉄矢だのが、テレビを見てる大衆から見離され、仕事がなくなったっていうのも聞かない。

こういう人たちは、判官贔屓とは対極の御用芸人に御用芸能人で自分だけ良ければ、それで良いだろっていうだけの人たち。

反対に彼らを使う上層部から気に入られて、仕事が増えてたりなんかして。

痛烈に政権批判をするウーマンラッシュアワーの村本さんとか、星やんだのは、まるっきり干されたようんなって、テレビで見かけなくなった。

俺はテレビで松本人志だの武田鉄矢が映ってると、気分が悪くなるんでチャンネル変える。

他の芸能人の方もこういう結果を見ると、怖くて政権批判など、よっぽどの覚悟が無いと出来ないだろう。

また村本さんとか星やんを庇おうとすれば、同類とみなされて攻撃されて仕事を失う恐れが。

芸能人で政権を攻撃するのは、ハイリスク過ぎて余程の勇気が無いと出来ない。

勇気がある少数の人間を数をたのんだ臆病者が袋叩きにする国が日本。

これのどこが判官贔屓なんだ。

なんか、ドンドンとんでもない国になっていく。

消費増税ばかりするくせに、何でもかんでも自己責任。

新型コロナ対策も5人以上で飲むのは駄目だのこれは大阪か、要するに自分で気をつけろっていうだけで、何の対策も打たずにこれも自己責任みたいなもん。

日本人が判官贔屓なんていうのは、大嘘でそうだったら良いなっていうファンタジー。

実際は、多くの日本人は強いのが大好きで、弱いのは大嫌い。

不平や不満は上に行かないで下に行く。

今回の話は判官贔屓なんていう人は日本では、極々少数派っていう話。


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